Traditional medicine

伝統薬とは

伝統薬は、日本古来から使われている、薬草などの自然由来成分でつくられた和漢生薬のお薬のことです。
いずれも長い歲月の中で使われ続けた中で、多くの人に使われその効能や安全性が実証された定評のあるお薬です。
身体に穏やかに作用し、薬による負担や副作用が少ないという特長があります。

 
 
中国医学をベースに
発展してきた伝統薬

伝統薬のルーツは、奈良時代に中国医学が日本に伝来した時にまで遡り、そこから日本独自の医療として発展してきました。伝統薬を製造しているのは日本の各地域にある比較的小規模の製薬メーカーです。製薬会社の中には江戸時代以前から続く会社もあり、代々に渡り秘伝の製法を受け継いできました。多くの伝統薬は、その長い歴史とともに、薬にまつわる独自のエピソードを持ち、その文化的価値も高く評価されています。
伝統薬の中でも、富山の伝統薬は、お客様に必要となりそうなお薬を救急箱にセットして預け、次回訪問時に使った薬のみの代金を頂く独自の販売方法によって、日本各地に広く知られるようになりました。
伝統薬は大きく漢方薬と生薬製剤に分類されます。この2つは混同されることが多いのですが、実は明確な違いがあります。漢方薬は中国の古典文献に出典があるもので、漢方独自の理論をベースにした210の処方に含まれるものでないと漢方薬として承認されません。生薬は自然界に存在する動植物を原料につくられるお薬のことで、出典は漢方薬のように厳密ではありません。
現在の法律では、伝統薬の多くは第2類医薬品に分類されています。誰でも販売できるものではなく、薬剤師や登録販売者など、薬に関する知識を学んだ専門家だけが販売できます。

 
 

 
 
西洋薬は症状を抑え、
伝統薬は体質を改善する

西洋薬の基本的な考え方は、症状を抑えること。風邪をひくと、熱・鼻水・咳などが出ますが、これらはウィルスに対して身体が抵抗する免疫反応です。熱がでる理由は、体温を上昇させることによって、熱に弱いウィルスに対抗するためです。咳は気管支から肺にウィルスが侵入しないために、鼻水はウィルスを水とともに排出するための作用です。これらの症状は人にとって不快なものであり、また食欲も落ちて体力も奪います。そこで西洋薬ではそれらの反応を抑えることで免疫反応を和らげます。身体にとっては楽になるのですが、元々はウィルスに抵抗するための反応なので、風邪を治すという観点から見ると逆に働きかけているとも言えます。
それに対して伝統薬は、身体の持つ自然治癒力を高めるような働きをします。漢方の考え方では、人間の身体は「気」「血」「水」の3つの要素で構成され、どれか一つではなくそのバランスを調整することが重要だとしています。
「気」は身体のエネルギーです。不足すると元気がなく不活発などんよりした状態となります。「血」は血液です。身体のすみずみにまで栄養を運ぶ血の巡りが弱まると、身体全体が栄養不足となります。「水」は水分です。身体の水の循環が悪くなり、潤いが不足すると体温調節や関節の働きが悪くなります。逆にこれらの働きが強すぎてもさまざまな問題が起きます。人によってこの3つの働きに強弱があり、それを体質と言います。身体の弱いところを補い、強すぎるところを抑えることで全体のバランスを整えるのが漢方の考え方です。伝統薬もその考え方に基づいて、多くの薬がつくられています。
病院では病気と診断されない限り、保険診療が受けられないことが法律で決まっています。しかし、なんとなく不調、だるい、寒気がするなどまだ病気とは言えない時こそ、早めの手当てで対処することが重要です。三山薬品の配置薬は、そのような時にも身体への負担が少ない良薬を選んでいます。さらにお一人おひとりの体質に合わせたお薬を選んで提供することを大切にしています。お身体の状態をセルフメディケーションアドバイザーにご相談ください。